
全国的に空き家が増える中、色川地区でも人口減少や高齢化により、住む人のいない家が少しずつ増えている。空き家は個人の大切な財産でもあり、第三者が関わることには慎重さが求められる。しかし、何も手を打たなければ、家は傷み、地域の風景や暮らしにも影響が出てしまう。家が減ると人口減少にもつながる。
そこで、口色川区ではできる範囲から行動を起こそうと皆で話し合った。現在は、区内の空き家を対象に、所在地や所有者の情報に加え、建物の状態を示す「修繕ランク」を設定した「空き家リスト」を作成。どの家にどの程度の手入れが必要かを整理・可視化することで、無理のない形での活用を目指す一歩になると考えている。
今後は、修繕ランクや立地条件、所有者の意向等を踏まえ、ブルーシートでの屋根の補修や庭地の手入れ、換気など最低限の修繕・管理を行い、移住希望者が現れたときにいつでもつなげるようにする考えだ。
直近では、区の出役の際に、リストにある空き家の草刈り等を有志で行った。今後も所有者の許可を得た住宅はリストに追加し、必要であれば草刈り等を行う予定だ。
たとえすぐに定住につながらなくても、地域の集まりの場や居住体験など、空き家にはさまざまな可能性がある。増える空き家を「負担」ではなく、色川の未来につなぐ「資源」として生かしていきたい。

