1月19日から20日にかけて、大野区にある色川神社の大杉2本(推定樹齢約300年)が伐採された。昨年春より色川神社総代の竹原清次さんを中心に準備が進み、実施に至った。以下、竹原さんによる文。 長い、長い時を超えて地域の人々、先人たちの暮らしや安全を見守ってきたであろう色川神社の境内に生える杉の大木。社務所に傾き建物を損壊しつつあり、倒壊すれば社務所を破壊する恐れや、参拝者に危害を及ぼす恐れもあること、また、大きく県道を損壊する恐れ、参拝者に危害が及ぶ恐れのある杉の大木を、危険防止のため、伐採除去することとなった。
伐採された木は木材業者に引き取られ、そこで形を変え新たなる命を吹き込まれ、世に出ていくこととなる。例えば住宅の柱となって家族を支え、食卓のテーブルとなって一家の絆を強める役割を、宿泊施設や飲食店のテーブルに姿を変えてはそのなりわいを助け、それを利用する多くの人々との結び付きや和を作り出すなど、それぞれの役目を果たす力となっていくのであろう。
色川で育った杉の木もいろいろな姿、形に生まれ変わり、多くの人々をこれからも見続けていくに違いない。これまで色川地域の人々の生活の様を見てきたように…。 色川神社に残されている多くの木々は、これからも地域の人々を見守りながら天に向かって伸びていく。我々もこの木々のように夢を持って成長していこうではないか。
今回の伐採にご理解を頂いた氏子の皆様、協力いただいた「チーム総代」各位、関係者の皆様、特に伐採作業に尽力いただいた鳥羽山林業の皆様に感謝を申し上げます。
古に 植えし杉の木 今切りて 先人思い 手と手を合わす
通行止めの申請等のため、東牟婁振興局・警察・消防と何度も足を運び、書面を用意するなど準備を進めた竹原さん。「鳥羽山君がおらんかったら、できなかったよ」と話すが、総代前任の松本豊さんは「竹原さんだからできた」と言う。
作業終了後、鳥羽山誠一さんにインタビューすると「今までで、一番大変だった」とのこと。実際、ベテラン林業者によると「あんなもん、請け負った時から眠れない」そうだ。
大変なお仕事をありがとうございました。これからも変わらず、色川神社を大切にしていきたいと思います。

