挑戦!ムシロ打ち・・・其の二 織り機作り

前回、ムシロを作ってみたいと師匠を訪問した「ごんぱちーず」の2人(8月5日のブログ参照)。まずは織り機作りから始めると張り切っていたのですが、作業は進んでいるのでしょうか・・・。
–pagebreak–
雨の降る午後、大野区のとある作業場で、自作の怪しい設計図を広げます。工具の使い方も分からない私たちでしたが、作業場の主にご指導いただきながらムシロ織り機作りに取りかかりました。まずはヒノキ材を寸法通りに切り、ノミで穴を開け、やすりをかけます。どうにか形ができたところで組み立ててみると・・・。

「あれ?うまくはまらない」
「設計図の寸法合ってるの?」
「もう一回測ってきます・・・」

雨の日ごとに少しずつ作業を進め、失敗しながらも約1カ月かけてなんとか完成。できたての織り機を車に乗せ、師匠の中西忠治さんのもとへ向かいました。

「ええのできたわだ」

中西さんは横糸を通す刺竹を作って待っていてくれました。縦糸を通すオサは、古道具屋で手に入れたものを使うことにしました。これで道具はそろいました。ムシロの材料には、ワラ(本当はもち米のワラがいいのですが、今回はわが家のコシヒカリのワラを使うことに)、シュロ縄(ホームセンターで購入)を用意。さあ、いよいよ講習開始(次回へ続く)。

(執筆:やま)

ヒノキ材で織り機を作る

完成した織り機