都会の若者が田舎体験

森林ボランティアや農業ボランティアの活動を通じて都市と農村をつなぐ活動を行うNPO法人「JUON(樹恩) NETWORK 」の若者5人が、11月19~21日に色川を訪れ、住民と一緒に農作業などを行いました。

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これは、都市部の若者を受け入れ、むらの暮らしの知恵や技を受け継ぐ人材の育成を目指す「色川百姓養成塾」(西浦完治代表)とJUON NETWORKが共同で企画したツアーで、今回で2度目。

19・20日は、小阪区青年会「美里会」(尾林由晴代表)と協働し、同会が管理しているシイタケの榾木(ほだぎ)に獣害対策の囲いを設置する作業を行いました。支柱となる杉の木の皮むきやネット張りなど、5人の若者には、作業はもちろん、使用する道具も初めてのものばかり。美里会メンバーに一つ一つ教えてもらいながら、作業を進めました。

また、作業後の交流会では、11月9日に小阪区で行われた「亥の子祭り」が話題となり、亥の子歌をみんなで歌うなど、伝統行事の一端に触れる機会にもなりました。翌21日には「棚田を守ろう会」が主催するしめ縄作り体験イベントにも参加しました。

滞在期間中に参加者の間で意見交換が行われ、「次は棚田で農作業がしたい」「色川のことをもっと知りたい」「廃校を改修したい」「年に数回来られるような企画を」など、さまざまな意見やアイデアが出され、それぞれが色川の自然や人の魅力を感じながら、地域の活性化について考える機会となりました。色川百姓養成塾では、今後もJUON NETWORKと連携して、こうした企画を予定しています。
(執筆:モコ)

支柱用の杉の皮をむく若者