寒さに負けず、色川をPR

1月27日、毎年恒例のまぐろ祭りが勝浦漁港で開催され、色川地区から色川茶業組合と色川ブランド研究会が出店した。大鍋で炊いたつみれ汁や中落ちの振る舞いには毎年恒例の長蛇の列が。直接マグロとは関係のない色川からの出店だが、県内外からの来場者に対し色川の産品をPRするべく健闘した。

色川ブランド研究会のブースには、両谷園のお茶、耕人舎の梅エキスやゆずマーマレード、不動坂のブルーベリージャムのほか、平飼い有精卵や黒米・古代米、玄米餅、ペット用鹿ジャーキー、色川産の素材を使って作ったマフィンなどバラエテイ豊かなラインナップが並んだ。

とくに多くの方に喜ばれたのは、あたたかいほうじ茶ラテの提供。時折冷たい海風が吹き付ける環境で、温かくやさしい味わいのラテに人気が集まった。「どうやって作るの?」と作り方を尋ね、上ほうじ茶を購入していく方もいた。同様に、色川茶業組合ブースでの色川茶の振る舞いも好評だったようだ。

色川産の素材で作ったマフィンは、ちょっとしたお土産を求める方や小腹の空いた来場者のニーズに合い、70個ほどがほぼ完売した。購入者のなかには太地町のクジラを模した非公認ゆるキャラ「ようホエール」君もおり、ブルーベリーの粒が大きく甘すぎずおいしい、と周囲に宣伝してくれていた。また、犬を連れた来場者は、声をかけると鹿ジャーキーを高確率で購入してくれた。色川の出店により、まぐろだけではない那智勝浦町の魅力を知るきっかけになったのではないだろうか。