休耕田を花畑に

小阪区青年会「美里会」(尾林由晴会長)と、色川百姓養成塾(西浦完治代表)が協働して、「休耕田の花畑づくりプロジェクト」を10月2・3日に行いました。これは、小阪区の休耕田に花の種をまき、休耕している棚田の利活用、住民と若者の交流、地域の名所となるような花畑づくりを目指すもの。当日は、NPO法人JUON(樹恩) NETWORKの若者4人が、百姓養成塾の塾生として加わり、総勢20人が作業に参加しました。
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作業が行われたのは、休耕している棚田10枚。2日は朝8時に作業を開始し、若者たちは草刈機や耕運機などの使い方を美里会メンバーに教わりながら、草刈り、田おこし、種まきまでを行いました。翌3日は、棚田の周りに獣害対策のネットを張り、さらに、美里会のシイタケ作り活動の榾木(ほたぎ)の獣害対策もして、作業は終了。その後、参加者全員で交流会が開かれ、JUON NETWORKの活動の紹介のほか、今回のプロジェクトの感想や地域の活性化、今後の連携などについて話し合われました。

今回まかれた種は、赤と白のクローバーで、開花は来年春の予定。

JUONネットワークは、森林ボランティアや農業ボランティアの活動を通じて、都市と農山漁村をつなぎ、過疎問題や環境保全に取り組むことを目的としています。色川百姓養成塾は、若者がむらの人々から知恵や技術を学び、むらの暮らしをつなぐ輪を広げることを目的とし、今回のような短期塾生に加え、数カ月から1年間滞在する長期塾生も、随時募集しています。詳しくはホームページを参照(http://www.zb.ztv.ne.jp/hyakusho/)。

地元の人々と都会からの若者が休耕田で一緒に作業