11月21日、植樹ボランティア募集

那智勝浦町立色川小学校(大江清博校長)の児童が、大野区・禅定林寺近くの敷地で、広葉樹の苗木を植える活動を、11月15日に行いました。これは、森と人の共生する里山再生を目指す「色川明るい里山森づくりの会」(白水節二代表)の取り組みに協力したもの。
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植栽地は、同会会員の榎本静夫さん、田古良元昭さん、西村祖融・禅定林寺住職が所有する杉林を伐採した跡地で、面積は0.8ヘクタールに及びます。植える広葉樹は、カワヅザクラ、ヤマボウシ、エノキ、サルスベリ、モミジ、コナラ、ケヤキ、サザンカ、ムクノキなど約15種類・100本。

子どもたちは2~3人のグループに分かれて、白水さんのほか、田古良さんや西村さんなど住民4人の指導のもと、数本の苗木を植栽。鍬で穴を掘り、苗木を植えて、土をかけて踏み固めた後、水をやり、自分の名前・日付・広葉樹の名前を書いた木の板をくくり付けました。

1時間ほどで約20本の苗木を植えて、作業は終了。白水さんは「植えた苗木がこれからどんなふうに変化していくか、見に来てください。また、苗木がどんな木か、学校の図鑑で確認しておいてください」と子どもたちに伝えました。

同会の活動は、森林環境の保全や森林と共生する文化の創造に関する事業を対象とする、県の「紀の国森づくり基金活用事業」の採択を受けて実施。同会では、この活動を平成23年度も計画しており、「明るい里山づくりをさらに広げていくため、共感していただける色川地域内の山主さんがいたら、ぜひ参加してもらいたい」と呼びかけています。
(執筆:たき)

植栽ボランティア募集
同会では、花や紅葉を楽しめる広葉樹の明るい森をつくるため、21日に苗木約80本の植栽を行い、そのボランティアを募集しています。
日時:11月21日(日)午前10時~(2時間程度)
集合場所:那智勝浦町役場色川出張所(色川小学校隣)
連絡先(申込先):色川出張所(電話0735-56-0101)、または白水さん(電話0735-56-0168)
URL:http://blog.goo.ne.jp/colocololand

ムクノキの苗木を植える子どもたちと白水さん