正月の準備を体験

「色川が好きで、ここにいられるだけで満足」と語るのは大阪在住の西眞由美さん・勇斗君親子。昨夏、初めて色川を訪れ、色川百姓養成塾の活動に参加。すっかり色川を気に入り、再び塾生として12月25日から30日に訪問しました。
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今回は、田垣内区の住民の協力の下、もちつきやさんま寿司作り、門松作りなど、正月を控えたこの時期ならではの体験のほか、建具職人の職場見学や旧樫原街道歩きなども行いまし。

石臼と杵を用いてのもちつきには、大人と子ども合わせて10人ほどが集まり、皆で歌を歌いながらにぎやかに行われました。「もちつきは生まれて初めて」という勇斗君も、慣れない薪割りやもちつきを見様見まねで精いっぱい取り組みました。

また、田垣内区にゆかりがある、太田在住の建具職人・久保勉さん宅を訪問した際には、接着剤を一切使わずに仕上げたという見事な細工の施された数々の作品を見学。昔ながらの暮らしに関心のある眞由美さんは「こうした技術が伝承されず、安いからといってプラスチック製品ばかりが普及していくのはとても残念」と感想を残しました。

勇斗君は、今年4月から色川中学校への山村留学を予定しています。眞由美さんは「色川に住むようになったらほかの郷土料理も覚えたい」「旧道に捨てられているごみを何とかしたい」と、色川への移住を楽しみにしている様子です。
(執筆:モコ)

田垣内の久保元勇さん宅で門松作りを体験