新たな名所誕生か? 籠で桜の植樹

 3月2日快晴。西部地区の住人が集まり、籠のグラウンドに6本の枝垂れ桜を植えた。

成長し、枝を広げてもいいように、十分に間隔をあけて、桜を据えた後に、丸太で土留めし、土を入れる。

籠のグラウンドでは毎晩「ピー」と鳴き声が聞こえる。そう、鹿である。新芽を食べられないよう、鹿対策は必須。柱を2本接いで高く網を張る。さらに、鹿に押されても大丈夫なように、筋交いまで入れて一安心。

6本の桜を植えるのは、なかなかの長丁場。日差しもあり、額には汗が。途中で休憩を4回はさみ、差し入れのパンを頬張ったり、水分補給をして、再び作業にとりかかる。

昼過ぎまでかかったが、いつも通り、西部の人たちはのほほんと作業している。温かで、穏やかな時間こそが西部地区の名物だから…。