音楽を楽しむラテンフィエスタ

前日から降り続く雨にも負けず、ラテンの情熱が色川を熱くした。コスタリカ出身の田中ベロニカさん(大野区)が主催する「ラテンフィエスタ」は昨年、コスタリカから来たベロニカさんの家族と色川をつなぐために行われたが、好評につき今年も10月19日に円満地公園で開催された。来場者は昨年を上回る約150人。和歌山市や田辺市からも応援が駆けつけ、大賑わいとなった。

プログラムは、1番手は地元和歌山を拠点に大阪、神戸、東京など全国各地で演奏活動を行なっている「Papirion」。ハープに良く似たアルパという楽器ですばらしい演奏を聴かせてくれた。

2番手は、miyaさん。今までも色川大文化祭に出演したことで色川にもファンができていた。シャンソン歌手として活躍していたが、2年前に「多発性骨髄腫」という血液の癌を発病。闘病生活の後、見事復活をを遂げた。

3番手は、ベロニカ夫婦による中南米の伝統舞踊フォルクローレ。3曲を華やかな衣装をひるがえしながら華麗に踊った。4番手は昨年に引き続き田辺市からフラメンコグループの登場。昨年よりもさらにパワーアップした内容で、気迫と情熱のダンスに会場は大盛り上がり。

5番手はメキシコから帰国して間もない里さんのメキシコの伝統音楽「ソン・ハロッチョ」。これぞラテン音楽という曲を聴かせてくた。6番手は地域おこし協力隊の髙嶋淳さんがサルサダンスのレッスンを行い、参加者同士で楽しく踊った。

7番手に地元色川から「Color color」(コロールコロール)がボサノバで魅了し、ラストは参加者全員で「ラ・バンバ」を歌って、大喝采の中終了した。

ラテン文化の花が色川に咲き、出演者をはじめ、運営スタッフや物産店メンバーにとっても最高の一日となった。