新年に向けての準備 棚田のしめ縄作り

棚田のしめ縄作り

11月20日、秋とは思えない暖かさの中、棚田を守ろう会(松木繁明代表)による餅つき・しめ縄作り体験が小阪区で行われた。

このイベントは棚田を守ろう会が農業体験の一環として行っているもので10年以上続けられている。今年は参加者が数人と少ないこともあって、アットホームな雰囲気の中、細かいところまで丁寧に教わることができたようだ。

毎回、地元小阪の住民が講師となり、しめ縄やわらぞうりの作り方を教えている。今回の講師は、しめ縄が苅屋強光さん、上地善行さん、わらぞうりが尾林二江さん、瀬田光子さんであった。しめ縄やわらぞうり作りは教えてもらってすぐにできるようなものではないため、初めて参加する人は苦労したのではないだろうか。しかし、ほとんどが昼ごろには作り終えていた。

しめ縄やわらぞうり作りと同時に餅つき体験も行われた。餅をつくのはタイミングが難しかったのか、杵がぶつかってしまうこともあった。ついた餅はすぐに女性や子どもたちによって丸められた。お昼も近くお腹が空いていたのか、子どもたちは丸めた餅をその場でおいしそうに食べていた。

昼食には地元の野菜や卵をふんだんに使った料理とつきたての餅がふるまわれた。餅にはきなこや大根おろし、ぜんざいなどが用意された。

いつもは店で買うしめ縄を今年は自分で作ったものを飾る。来年はなんだか贅沢な気分で新年を迎えられる人が多いのではないだろうか。

棚田のしめ縄作り