太田川河口の清掃活動

太田川流域の住民で結成された「おおきに太田川One Love Peace 実行委員会」による太田川の清掃が、7月22日に下里の太田川河口で行われました。–pagebreak–

当初は太田地区で行う予定でしたが、台風6号の影響で大量のゴミが河口に流され、急きょ河口の清掃に変更。色川からも住民数名が参加しました。

 
川流域での環境保全は上流、中流、下流域が手を取り合って取り組んでいかなければ効果が薄いということで発足した「おおきに太田川 One Love Peace実行委員会」。初めての活動として行われた太田川清掃でしたが、台風の影響による想像を絶する河口の汚さに唖然としました。まるで津波の跡のような荒れ模様。ゴミのほとんどが丸太、枝、小さな木切れ、竹などで、そのほかは生活から出た発泡スチロール、プラスチック、缶、ビン、ペットボトルなどでした。とりあえず流木などのゴミは業者にまかせることにして、生活ゴミの回収にかかり、1~2時間でゴミ袋20個ほどを回収しました。

上流に暮らす色川住民としては、海に大量にたまったゴミのほとんどが木という山の産物であった事実にショックを受け、山と海がつながっているということを痛感しました。大雨のたびにこのような清掃をされている下流域の人々に、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

太田川がより良い川になるため発足したこの委員会が企画している「山と海が出会う」イベントが10月8、9日に円満地公園オートキャンプ場で開催されます。当日のボランティアスタッフ、フリーマーケットの出店者、協賛などを募集しています。詳細はホーページを参照。
(執筆:りょう)

河口にたまった大量の流木

清掃活動の参加者