口色川区から円満地公園オートキャンプ場付近の太田川のごみ拾いをするボランティア活動が10月8日に行われました。–pagebreak–
主催は「山 川 海 One Love Peace 実行委員会」（山田晃代表）。
当初は、太田川流域の人々が集まり、自然と暮らしの在り方を考えるイベント「おおきに太田川」を予定していましたが、台風12号災害によりイベントを来年4月に延期、今回は大きな被害があった色川地区内の太田川の清掃ボランティア活動へと切り替えました。
当日は色川、太田、下里を中心に、遠くは大阪からの参加もあり、40人を超えるボランティアが集まりました。被災地を初めて目にした参加者は「ここまで土砂が来たとは信じられない」と被害の大きさを実感していました。
災害から一月がたったとはいえ、川にはたくさんのごみが散乱していました。ボランティアは3グループに分かれ、川沿いを歩いてごみを拾い、回収されたごみは軽トラック20台分にも上りました。
当日は参加者に昼食と夕食が振る舞われ、秋晴れの下での食事がおいしかったのはもちろんですが、太田川流域の人々が交流し良い時間を過ごすことができました。
今回の清掃活動を通して、山田代表は「太田川に接して感じるのは、水に感謝する面も災害での恐ろしい面も含め、私たちは太田川に生かされているということ。今回のような活動を定期的に続けていきたい」とのこと。また、地元色川からの参加者は「川でつながった人が応援に来てくれてありがたい」と話しました。
実行委員会ではこれまでに太田川沿いの清掃活動を3度行っており、今後も行う予定です。来年4月に延期されたイベントでは「太田川について語り合い、良い時間を共有できたら」と計画しています（問い合わせは実行委員会まで。Ｅメール：onelovepeace@live.jp）。
災害復旧のボランティア活動を通して感じるのは、一人ではどうしようもない大きなことでも多くの人が集まると何とかなるということ。今回の清掃ボランティア活動でも、人の力のすごさを改めて感じました。復興にはまだまだ時間がかかりますが、山田代表が言うように「活動を続けていく」ことが大切です。
（執筆：しゅん）
口色川の川掃除をするボランティア
