
棚田を守ろう会(原和男代表)の田植え体験が5月20日に小阪の米作り体験農場で開催された。–pagebreak–
当日はあいにくの雨模様だったが、遠くは関東方面からも参加者があり、子どもも含め20人の一般参加者と10数人の地元スタッフにより、84枚(40アール)の田の田植えが行われた。
東京のNPO法人「JUON(ジュオン)ネットワーク」との共催で、18~20日に棚田作業のボランティアツアーも行われ、東京・大阪・京都などから6人が参加。18・19日には、獣害対策のネット・電柵の設置や苗取りの作業をしたので、田植え当日は筋肉痛になっていたが、それでも楽しそうに田植えをしていた。
知人の紹介で串本町から来た女性は「とても楽しかったので来年もぜひ来たい」と語っていた。
当日は牛耕の実演もあるということで、朝から多くのカメラマンがつめかけた。午後1時、牛耕が始まると田んぼの周りには人だかりができ、大きなカメラを持った人たちが牛にカメラを向けていた。
強い雨に見舞われながらも、午後3時には84枚すべての田の田植えが終了。昨年の台風12号で被害を受けた田んぼも多い中、こうして米作りが続けられることに感謝し、がんばっていきたいとスタッフ一同、気を引き締め直した田植えであった。(創)
田植えの前に、みんなで苗取り
カメラマンが取り囲んだ牛耕の様子
84枚すべてに植えられた棚田