妙法小学校のピアノがついに復活!

妙法小学校ピアノ

普段はニューヨークと東京を拠点としている、コンポーザーピアニスト(作曲・演奏)天平さんが、2年に一度行っている、紀伊半島秘境ツアーが今年、6月30日から7月9日までの間、熊野地方で10公演行われます。

色川中学校は、7月1日の午後6時30分から解体前の中学校での最後の公演に来てくれます。

そして、翌2日は熊野市の旧神川中学校で、妙法小学校で使われていたピアノの復活公演がおこなわれます。

2年前の紀伊半島秘境コンサートで天平さんがふらりと立ち寄った妙法小学校で出会ったピアノ天平さんは埃まみれのピアノをどうにか蘇らせたいとインターネットを通じた募金活動で、55名の方から68万円ものお金を集め、ピアノを運搬・修理してくれました。

5月25日、修理を担当した、大西さんから『復活しました!』との連絡を受け、ピアノに会いに行くと、同じピアノとは思えない深い輝きを放っていました。

僕はピアノなど触ったことはないけど、その鍵盤はとても優しく、温かい音を奏でているように感じました。

大西さん曰く『古いピアノなので、メーカーにも残っていない部品もあり、想像よりも苦労しました。でも…』

大西さんは続けてこう言います。

『この子が、来てから良いことばかりが続いているんです。仕事も、次々と入ってきて(笑)。』

『きっと、この子が恩返ししてくれているんだと思うんです。』と語り、大西さんはピアノを撫でた。

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