気孔で体と心を健康に

色川山里文化クラブ(白水節二代表)は、7月31日に色川中学校講堂で、気功教室を開催しました。講師は、新宮在住のカナダ人、ウェイン・ナッシュさん。
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同クラブは、毎年2月に開催される色川大文化祭を活動の柱として、色川での暮らしをより豊かで楽しいものにするイベントを年に数回企画しています。

「農作業等で体の使い方が偏り、足腰などの慢性痛に悩む住民も多い。気功で体と心をリラックスさせ、健康を取り戻そう」という回覧板での呼びかけに応え、この日集まったのは20~70代の19人。

ウェインさんは、最初に「現代人は無意識に体が緊張している。意識的に緊張させることで、意識的に緩めることもできるようになる」と気功の効果を説明。入念な準備運動の後、2人1組で互いに腕や腰の力を抜く方法や、1人で横たわって腰痛を緩和する方法などを、約1時間かけて指導しました。腰痛に悩む参加者から悲鳴にも似たうめきが漏れると、会場は笑い声に包まれました。

「今後も定期的に指導に来てほしい」との住民の声に、「頻繁には難しいが、次は秋ごろに来られたら」とウェインさん。参加者の1人、益子美佐江さんは、「日ごろの農作業でのこりをほぐすのに役立ちそう。次回もぜひ参加したい」と話しました。
(執筆:スノッチ)

ウェインさんの動きを見ながら体をほぐす参加者たち