41回目を数える「お弓行事」開催

1月2日、比較的寒いながらも天候に恵まれたこの日、大野区のお弓保存会(吉田創会長)による新春の伝統行事「お弓祭り」が、旧色川中学校・運動場跡で執り行われた。

前日の元旦には、色川神社で禊(みそぎ)の儀式が行われ、同会メンバーのなかから、代表して4人が心身を清めた。

お弓祭りは、五穀豊穣や無病息災、村の繁栄を願って的射の儀式をし、「万歳楽」という祝詞をうたう祭り。今回も多くの住民が見学に訪れ、祭りをじっと見守るなか、滞りなく祭りを終えることができた。

同会のメンバーは少しずつ減っており、それぞれが担当する役も、毎年ほとんど同じになってしまっている。新しいメンバーの確保が急務となっているなかで、昨年大野区に移住した三浦佳明さんが加わってくれたことは、とてもありがたい出来事だった。

同様に、万歳楽の歌い手も不足しており、大野区在住、もしくは出身者の方で「やりたい!」という人がいれば、ぜひ同会のメンバーに声をかけていただきたい。いつでも、大歓迎だ。

お弓祭りは、昭和52年に30年ぶりの復活をして、今年で41回目を数える。これから、この行事が絶えることがないように、担い手の1人として頑張っていきたい。