
「あんたは見たかい?」
「何を?」
「何をってあんた、色川大文化祭だよ」
「ああ、あの年1回幻のように現れるって噂の?」
「そうそう! 今年もあったらしいんだよぉ」
「聞いたよ聞いた、風の噂で」
「なんでも、いろんな演目があるらしいじゃない?今年は、子どもたちの歌、ウクレレや笛・ギターの演奏と歌、ポエトリーリーディング、合唱、バンド演奏…」
「そうそう。ほかにも元色川郵便局の方によるキレのあるダンス、初登場の色川一座鶴田ハゲ子は会場を沸かせたらしいじゃないか」
「ベンガル語の歌もあれば、コントまで。手品師マギーズは久しぶりの復帰で爆笑の渦。恒例の劇はミュージカルになって帰ってきたのだって!」
「見応えがあったらしいなぁ。演技はもちろん、歌、踊り、長靴ダンスや合唱も合体した涙なしには見られない大作だったらしいじゃないか」
「出店も賑わったらしいじゃないの!」
「子どものお菓子、おばちゃんの豚汁、青年会のおまぜとおでん、うどん、コーヒーやチャイ、かわいい焼き芋屋さん、ほうじ茶プリンやジャムなど、コロッケやら写真やら雑貨、高校生が作ったジビエカレーもおいしかったそうだね」
「地域のイベントにしちゃあ、これでもか!って、種類だねぇ」
「それから、忘れちゃいけないのが展示物!」
「花木園芸組合の華やかな寄せ植え、絵手紙教室、生花教室の素晴らしい作品たち、パッチワークや手工芸、絵画、映像、ミミズや牛耕の研究、発明品、工作、本、子どもたちの自由研究まで」
「今年は3メートルを超える超大作も数点あったらしいじゃないの」
「全部住民たちでやってるっていうのも、いいよねぇ」
「来年も2月の最終日曜日(変更可能性あり)に、西部地区の皆さんが愛する籠ふるさと塾(元籠小学校)で開催予定だって!」
「出し物、出店、展示物、誰でも参加できるって話だろ?」
「見にいくだけでも大歓迎らしいよ」
「ここ数年見る人も出る人も減り気味らしいじゃないか」
「これは、来年こそ行くしかないねぇ」
「よし、今から練習を始めようかね」
