色川の宝、坊主岩を再び目指して!!

坊主岩

3月21日、晴天に恵まれたこの日、南紀熊野ジオパークに認定されている坊主岩(帽子岩)を間近まで見に行こうと、籠ふるさと塾に18人が集合した。1月にも行こうとしたのだが、雪のため断念(「ほっと色川」2月号参照)。今回はそのリベンジだ。

案内人は、坂足区の後呂光さん夫妻だ。籠から10分ほど車で走ったところで駐車し、数十メートルほど歩いた先から登り始めたのだが、そこは獣道のような…。登りきると今度は平坦な道を歩く。200メートルほど進んだところで後呂さんが「ここを登るんや」と指した場所は道ではなく、獣道ですらない山を歩くことに。時折、足元をとられたりもする参加者もいたが、そんな道なき道を登り始めて15分ほどかかっただろうか、突如として壁のような岩が見えてきた。そう、これが坊主岩だ。いざ目の前にするとその大きさに圧倒される。

坊主岩

しかし、周りは木々が植林されていて全貌がいまいちつかめない。そこで坊主岩から見た景色だけでも伝えたいと思い、カメラに収めたのがこの写真だ。辺り一面、山々に覆われている。もし木が植林されていなかったら、どんな景色だったのだろうか…。

そして帰り、これまた道なき道を歩き、ようやく車道が見えてきた。大変なところを歩いたからだろうか車道を見るとなぜか安堵が。歩いてきた途中には坊主岩だけでなくたくさんの岩がゴロゴロしていて、中には変わった形をした岩もあり楽しむことができた。こうして2時間の旅が終わった。

が、ここからが本題。この坊主岩をもっとたくさんの人に知ってもらい、足を運んでもらうために、今後プロジェクトチームを立ち上げ、道の整備や木の伐採などを行う予定だ。ジオパークとしてふさわしい姿にしていくために今、第一歩を歩み始めた。

坊主岩