ユズの加工、最盛期  耕人舎

耕人舎によるユズの収穫、加工が11月下旬から12月上旬にかけて行われた。


口色川にある耕人舎のユズ畑では、例年よりも早くユズの実が黄色く色づき始め、小ぶりながらも、たくさんの実が収穫できた。背の高い木は、脚立や高枝ばさみを使って収穫したが、昨冬に剪定・枝の誘引をしたので、実が取りやすくなっていた。


収穫した実は、マーマレードとエキスに加工される。マーマレードは、比較的、傷の少ない実を選び、水洗いして、傷取り、搾汁、種取り、皮のスライスなど、すべて手作業で下処理が行われる。下処理した実と果汁を、国産の粗糖とともに煮詰め、ビン詰めして出来上がり。


残りのユズはすべてエキスに加工される。水洗いした実を搾汁し、果汁に粗糖を加えて加熱する。ユズの香り高いエキスは、お湯で割ってホットで飲むのもおすすめだ。


黄色いユズは冬の訪れを感じさせてくれるが、今年は例年よりも暖かい中で収穫・加工ができ、寒さに震えることなく作業がしやすかった。