晴天に恵まれた5月21日、棚田を守ろう会(松木繁明代表)の田植え体験イベントが小阪区で開催され、近隣だけでなく大阪や東京など遠路遥々、大人と子ども合わせて約70人が集まった。
坂足区の後呂光さんから借り受けた、誰もが人間に見間違えてしまうような5体の案山子が参加者を出迎え、驚かせていた。
午前9時になると、前日から練習していた「頑張るぞ!」「オー!」の掛け声とともに、元気よく作業が始まった。まずは、苗代で苗取り。その後、水が濁らないよう下の田んぼから順に田んぼに引かれた線に沿って苗を植えていった。
昼食には、おまぜ、蕨とレモラッチャのサラダ、ゴンパチと平天の炒め物、両谷園の緑茶の水まんじゅうなど、地元の食材がふんだんに使われた料理がたくさん用意された。急きょ品数が増やされるほど大好評で、皆がおかわりをするほどだった。
午後からは、牛の機嫌もよく無事に牛耕が行われ、参加者たちの視線を釘付けにしていた。
植えた苗が今後すくすくと成長する姿を見に、ぜひまたイベントに足を運んでもらいたい。