大野保育所で夏のお楽しみ会 

 梅雨も明けようかという7月7日。子どもたちの元気な声が、大野保育所(永野陽美所長)から届いた。前日の4年ぶりの七夕参観に続き、この日は夏のお楽しみ会が催された。

 まずは揃って盆踊り。続いて、先生手作りの出店を存分に楽しみ、景品をゲット!そして最後はスイカ割り。スイカは昼食のデザートとなり、フルコースのレクリエーションに園児一同、大興奮の様子。

 この3年間、新型コロナウイルスの流行から以前の家族参加型の夕涼み会の形を変え、園児と先生だけで所内で夏のお楽しみ会を催し、夕涼み会は夕暮れ時に緑組(年長児)のみが南大居保育所(永野陽美所長)へ移動、両園の緑組園児が交流しながら楽しむ形となっていた。今年も緑組園児が南大居での夕涼み会に参加したが、この日は保護者も参観した。

 今年度からさまざまな園内行事が再開されたが、夕涼み会は今年も新しい形で開催。しかし、今年は保護者も南大居保育所に出向き、参加した。

 夕方からはあいにくの雨となったものの、カレーを食べ、浴衣や甚平に身を包んだ園児たちは、南大居保育所の広い講堂で先生手作りのゲームを楽しみ、またまた景品をゲット!その後は合流した保護者に、この日2度目の盆踊りをお披露目。日が暮れ出す頃、最後のお楽しみの花火。雨のため玄関内からの鑑賞となったが、ナイアガラの滝を見つめる園児達の目のキラキラとしたこと。大満足の1日となった。

 ちなみに2週間後には、みなみ野フィールズ不動坂(浦勝良代表)でのブルーベリー摘み体験が保護者会により企画された。この企画はコロナ下での体験や交流の減少をきっかけに3年前に始まったもの。今年は先生方も一緒に昼食を楽しんだ。

 この日はいきいきサロンで声を掛けられた小阪区と南平野区の住民も立ち寄られ、浦さんへのお礼に披露された園児たちの歌と踊りを鑑賞。顔見知りには「大きくなった!」、新入りさんには「あの子が⚪︎ ⚪︎ちゃんね!」と掛けられる目に、保護者の1人としてこのような温かな地域で子育てできる有り難みを改めて感じた。

 今年の園児は8人。桃組(年少)は0人。少ないことで寂しいこともあるけれど、交流の機会や工夫で、この地域でしか過ごせない最高の子供時代を過ごしているようだ。あっという間に大人になる子供達。その明るい声が響く地域の未来は、きっと明るい。