豊年のもちつき・しめ縄作り&俳句大会

11月28日、快晴の空の下、棚田を守ろう会(松木繁明代表)のもちつき・しめ縄作りが、小阪区の米作り体験農場下の広場で行われた。新型コロナウイルス感染症対策で昨年同様、JUONネットワークのボランティアツアーは中止となり、口コミでメンバーの知り合いなどが参加したが、少人数での開催となった。 

しめ縄の講師は今年も上地 善行さんが務めてくれた。少人数ということもあり、棚田を守め縄の作り方を覚えようと真剣に取り組んでいた。まず、縄ないから始めてその後にしめ縄本体の説明に入る。しかし、中には縄がうまくなえない人も、でもご安心あれ、予備の縄を用意してあるのでどうしてもできない人はそれを使ってもらう。そんな感じでしめ縄づくりは進んでいく。一方、餅つき部隊はというと、棚田でとれたモチ米8升分の餅をつくべく準備に忙しい。お昼ごろにつきたての餅を振舞えるよう、時間を逆算してモチ米を蒸す。という計算をしていたかどうかは知らないが、お昼前には美味しそうな餅がずらりと並んだ。きな粉やアンコ、大根おろしや納豆などいろいろな餅の友や汁物も用意されて豪華な昼食となった。さすがに8升分の餅は食べきれず、残りは参加者のお土産となった。また、昨年に引き続き棚田俳句大会も開催。事前に投句されたもの(当日飛入りあり)が掲示され参加者の投票により入選作品が決定した。特選には「会長の 笑みが輝く 豊作の秋」が選ばれ、久しぶりの豊作に会長のみならずみんなが喜んでいる様子がわかる。ちなみに今年の棚田米は色川小中学校の給食にも使用された。11月の給食に小阪でとれた新米が出されたのは非常に嬉しいことだ。量は25kgと少量ではあるが、大きな一歩だ。価格や品質の安定といった課題はあるが、今後もできる限りこうした取り組みを進めていきたいと思う。