2人の卒業生が巣立つ

那智勝浦町立色川中学校(畑尻正大校長)で、第64回卒業式が8日に行われました。今年度の卒業生は、田村大樹君と吉村知華さんの2人。卒業証書を手渡した畑尻校長は、「色川中学校で過ごした3年間を基礎に、誇りを持って歩んでください」と激励の言葉を贈りました。–pagebreak–

田村君は、テニス部のキャプテンとして県大会に出場するなどの活躍を見せ、後輩からの憧れの存在だったそうです。田村君は「運動会や発表会では人数が少なくて大変なこともあったけれど、みんなや先生と一緒になって乗り越えられたことは色川中学校じゃないと経験できなかったこと。後輩の皆さんにも、それをしっかり感じながら過ごしてもらいたいです」と話しました。

吉村さんは、どんなことにも努力を惜しまず、後輩に継続は力になるというお手本を示してくれた存在だったそうです。3年前に大阪から山村留学で色川へ来た吉村さんは、お世話になった先生方や在校生、地域の方々、そして育ててくれた両親に向けて感謝の言葉を述べるとともに、「色川には山や緑がたくさんあり、水や空気がおいしく、都会ではできない貴重な体験ができました。私が色川に来たのは運命だったと信じており、ここで成長できたことをうれしく思います」と3年間を振り返りました。
(執筆:ざっきー)

 答辞を読む田村君と吉村さん