地区を超えて、籠の運動会

第41回「つれもて、いこらへ、かごの運動会」が10月20日に開催された。雲ひとつない晴天に恵まれ、旧籠小学校のグラウンドには、色川中から続々と人が集まった。大人から子どもまで、また住民でなくとも、色川出身者や、色川郵便局の皆さん、元色川小学校の先生や色川に遊びにきたことがある人など、垣根を越えて様々な人が集結。

 プログラムは運動会の定番「100m競争」や「大玉ころがし」もあるが、「借り人競争」や、「三角つな引き」、「着替え人形」など、ユニークな種目も多い。皆顔見知りということもあり、どの競技でも参加した人の個性が感じられるところが面白い。

 色川ならではの種目「色川の縄ない競争」は、今回初となる地区対抗で行われた。「東部地区」「口色川区」「大野区」「西部地区」そして「郵便局チーム」の5チーム。各地区は選りすぐりの5人を選抜。皆その技を見ようと、ブルーシートの周りには人だかりが。選抜者たちは、静かかつ素早く縄をない、そして出来上がる縄が美しい。戦いを制したのは大野区であった。

 運動会の定番「パン食い競争」では、おいしそうなクリームパン、メロンパンの中に、新品の「フライパン」が吊るされ、より厳しい戦いが繰り広げられた。

 小学生による「みかぐら」、中学生による「よさこいソーラン」の舞の演目も行われた。どちらも堂々とした演技で、観客からは拍手が贈られた。

 種目の最後は「全員リレー」。運動会を訪れたほぼ全員が参加。大人も子どもも一緒になって、皆で一人一人に声援を送った。

  地区、年齢を超えて色川中の人が集まり、顔を合わせる貴重な機会である本運動会。来年も、その先も、籠のグラウンドに毎年元気な声が響くことを願う。