オンラインで獣害の研究会に参加

獣害対策の最新技術や他地域の事例についての学び、交流の場として、年に一度、開催される「野生動物対策技術研究会」第12回大会が12月16日に開催された。

ここ数年はコロナの影響により、オンライン開催となっており、色川鳥獣害対策協議会(齋藤英世会長)として、逆に現地へ行かなくても参加できる好機ととらえ、同大会へ参加。口色川会館で、興味のある地域住民に視聴できる場を提供した。 開催時間が日中だったこともあり、参加者は少なかったが良い学びの機会となっていたようだ。齋藤会長は「この会議に出席して全国の現状が分かり、参考になり、獣害対策の必要性を強く感じた。

今後、ビジョンを持って色川に合った対策をしていきたいと思います」と話していた。

今回のテーマは「人口減少社会における獣害対策」。持続可能な地域社会について研究している藤山浩氏による基調講演、その後、3つのテーマ(「これからの集落主体の捕獲体制」「最新技術を現場に普及させるには」「関係人口で集落に人を呼び込む」)で分科会が行われた。 全体を通して示唆されていたのは、獣害対策は地域社会におけるあらゆる課題の中の一つに過ぎず、すべてがつながっているという広い視野を持つこと、また、2040年に896の市町村が消滅すると予測されていわれているということ。

この研究会では、最新技術や人材育成、関係人口などの切り口で以上のような問いにヒントを示してくれていたように思う。

録画映像がありますので、視聴を希望される方は、お問い合わせください。また、年明けに、簡単な報告資料を回覧しようと思いますので、目を通していただけると嬉しいです。