獣害対策のインターン生が滞在

近年、獣害対策に関わる専門的な人材の必要性が叫ばれている中、各所で人材育成の取り組みが進んでいる。狩猟や獣害対策を専門的に教える学校もあり、優秀な人材が育ちつつある。東京環境工科専門学校もその一つで、動植物の実態調査からその保全や管理のための専門的な教育を行っている。以前より同校とつながりのあった「NPO法人地域再生ネットワーク」(原和男代表)が受け入れ団体となり、この夏、インターンシップ制度を利用し、6人の学生が那智勝浦町を訪れている。

内容としては、町内で活動する獣害対策協力隊の業務に同行し、住民との関わり方や、学校での座学や実習などだけでは学べないリアルな現場感を体験し、持ち帰ってもらう。

皆、それぞれ将来的に獣害対策の仕事につきたいそうだ。この体験が彼らの進路によい影響を与え、あわよくば、卒業後の進路として、協力隊という選択肢が広がることを期待する。

6人の学生にはインターンシップ終了後、振り返って感想を書いてもらう予定だ(次号の「ほっと色川」に掲載)。